アルコジャーノスタイル – お客様への誓い
本物をお届けする
私たちの生み出すジェラートは、常に手づくりを意識し、擬似的な味を作り出すのではなく、本物の材料を使い材料そのものの味を紡ぎ出します。
ミルク以上にミルクの風味を、ぶどう以上にぶどうの風味を、レモン以上にレモンの風味がするジェラートを目指し、お客様へ常に本物の商品をお届けする事を自らに課しているからです。
それは私たちの理念にもある「誇りある商品を創り続ける」この言葉を守る為に必要なプロセスだからです。
私たちの使う材料に代替え品はありません。
季節が過ぎれば、その商品はなくなり、また風味がなくなると判断されれば廃棄されます。
コストや効率に左右されず、愚直なまでの製品をお届けするのは、お客様と私たちを結ぶ大切な誓いでもある「本物をお届けする」この言葉を守るための他なりません。
本物の材料を使う事
アルコジャーノを代表するジェラートの一つ、リッチミルクには通常の牛乳は使用せず、地元酪農家の生産した低温殺菌乳のみを使用しています。
牛乳本来の風味と味わいを持つ低温殺菌乳はラテ・フレスコ(フレッシュミルク)と呼ばれ、本場イタリアでも高温殺菌牛乳と区別されており、味・風味においてだけでなく商品としても、別格の商品として扱われています。
もちろん日本国内でも、その構図は同じ。
それだけでなく、コストも高く、流通に乗せるには利益が見合わないという事で、大手乳業からは販売されていないのが実情です。
私たちは商品化の段階で試食を重ねながら、ミルクジェラートに低温殺菌乳を試用してみました。
大手が敬遠する理由同様、コスト的に合わない事もあり、あまり乗り気でいなかったスタッフも低温殺菌乳の持つ風味と舌触りの優しさに驚き、その驚きはやがて、納得の行く商品を創り続けていきたいという熱意へと昇華していきます。
私たちアルコジャーノは特別な技術を持ち合わせている訳ではありません。
また天才的なアイデアが閃く訳でもありません。
納得の行く材料を使い、出来るだけ自然の味をそのままお届けする、そのためにアルコジャーノでは本物の材料を使う他なかったのです。
納得の行く材料を使い、納得の行く味を目指し、私たちが考える最高のジェラートを大切な方へお届けする事。
それがアルコジャーノスタイルその2「本物の材料を使う」事です。
素材そのものの味を目指す事
アルコジャーノで使う風味付けの材料は、本物のレモン以外使用致しません。
エッセンスやオイルといった科学的・工業的に抽出された材料を使うと、味・風味に誤魔化しようのない変化が出てしまいます。
私たちの商品コンセプトの一つに手づくりの味を目指す、とあります。
昔のジェラートづくりには入っていなかったであろう材料を出来るだけ使わずに、遠い昔の味を目指し、そのためのアプローチを行う。
その結果、昔ながらの味、即ち材料そのものの味を目指す事に繋がるのです。
そのため、シロップベースと呼ばれる果汁(シャーベット)系のジェラートには、相応の材料が必要になります。
アルコジャーノに含まれる果汁の割合は全て二桁20%以上。中には50%を超える量を含む商品もあります。
昔ながらの材料をなるたけ使い、遠い昔の味を、材料そのものの味を目指す。
それは頑に守るべき、アルコジャーノの大切なスタイルです。